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百科事典本

世の中には、<百科事典本>が溢れています。百科事典本とは、ある分野に対する情報を網羅したものです。当然、通読には向いていないですし、通読したいと思う本も少ないですね。その中で、通読したいと思う百科事典本とは如何に?私が挙げたいのは、以下です。

- Numerical Recipes in C 2nd edition (1992)

数値計算の手法を網羅した定番です。もちろん通読などしていませんが、どこをみても楽しそうな本です。ソースコードには批判が多いですが、解説は素晴らしいと思います。2007年に3rd editionが出ていますが、買うべきでしょうか?お持ちの方、感想をお聞かせください。

- The Road to Reality (2005)

前半の数学編は、理解はともかく、字面は追いました。後半の物理編は、現状では拾い読みです。いつでも読めるように、自宅にはハードカバー、事務所にはペーパーバックがあります。

- Multiple View Geometry in Computer Vision 2nd edition (2004)

百科事典本かどうかは疑問のあるところですが、単眼→二眼→三眼→多眼、と網羅的に進めているところに、百科事典的なものを感じさせます。ある程度は読んでいますが、三眼は未読です。これまで関連したことがないので。

- Matrix Analysis and Applied Linear Algebra (2001)

行列の分解方法が網羅されています。pdfをパソコンに入れて持ち歩いていますが、なかなか読めないのが現状。

- Geometry (1999)

タイトルどおり、幾何学の網羅本です。最近二版が出ました。購入しようかどうか迷っています。

- Connections: The Geometric Bridge Between Art and Science 2nd edition (2001)

これもタイトルどおりの本です。美しい絵が満載!同著者による、"Beyond Measure"というのもあるみたいですね。

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以上ですが、通読したくない百科事典本は、それこそゴマンとありますね。
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イタリアのサッカー事情

知人のイタリア人M氏から飲みの誘いがあり、私のホームタウン、関内に繰り出しました。最初は中華街でメシを食べ、そのあとはいきつけのバーで。

相変わらず雑談には事欠きませんが、イタリアなので、やはりサッカーの話題も出てきますね。

イタリアは、ワールドカップ2006年で優勝を果たしました。然るに、そのあとは地盤沈下が続き、いまはスペインは元より、イングランドやドイツの後塵を拝していると言われます。M氏もそれはアグリー。

さて、イタリアサッカーでは、以前から疑問に思っていることがあります。イタリアサッカーは守備的で有名ですが、イタリア人自体は結構アグレッシブですよね。このギャップはどこに起因するのか?M氏に訊いてみました。

M氏もこれの説明には困っていましたが、彼曰く、イタリア人というのは、負けるのが非常にイヤなのだそうです。非常に恥ずかしいみたいです。なので、できるだけそのような思いをしたくないので、否が応にも、守備的になるのだそうです。この説明で納得できますか?

時間の管理

道すがら、ジェームズ・スキナー氏「略奪大国(2011)」を買ってしまいました。本屋に積まれているので、元々興味があったのですが、賛否両論渦巻いていますね。まあ、いろいろな見方がある、ということでしょうか。

ところで、ジェームズ・スキナーという人は、「七つの習慣」の訳者です。私はこれまで意識していなかったのですが、確かに私の蔵書にも、ちゃんと訳者として名前がありました。外国人が訳者とは驚きですが、日本語が堪能みたいですね。

「七つの習慣」は私のバイブルなので、とたんに氏に興味を持ち、代表作を調べてみたところ、「成功の9ステップ(2004)」というのがありました。いわゆる<成功本>ですが、これも買ってみました。

一言でいうと、「七つの習慣」を、より俗っぽく、読みやすくしたような感じです。かなり速く読めます。アンソニーロビンズのマネでは、という批判がありますが、それはどうでもよいです。要するに、役立つかどうか。結構役にたつと思いますよ。

さて、9ステップの中のステップ6は<時間を管理する>です。この中で、<ブロッキングの奇跡>という項があります(316ページ)。ここで、スケジューリングの方法が示されています。例題としては、「一週間全く予定がないとき、最初のアポをどこに入れるか」というもの。正解は月曜日の朝イチ。これは理解できます。たぶん私もそうする。

では、次の問題です。その次のアポはどこに入れるか?本書の正解は、先ほど入れた朝イチアポに続いて入れる。つまり、最初のアポが月曜日の9時~10時30分だったら、次のアポは10時30分から入れる。ウ~ン、私はたぶん違いますね。だって、最初のアポが10時30分に終わるとは限りませんからね。私であれば、安全を見越して、午後イチにでも入れるでしょうか。でも、これだと、<ブロッキング>の概念からすると、ダメなようです。

ところで、本書では、二番目のアポが月曜日10時30分に入れられないときは、その日の16時か、または金曜日の16時に入れることを推奨しています。理由は、やはり<ブロッキング>。詳しくは本書を。

実は、私はこれに承服しかねるのです。月曜日の16時はOKです。でも、金曜日の16時というのは、あまりに時間が経ってしまいませんか?さらにいえば、直前にキャンセルになってしまった場合、アポが次週に持ち越されます。これはマズいと思いますけどね。

関連したケースでいえば、木曜日または金曜日でアポを入れる場合、私は木曜日にします。理由は、ドタキャンになった場合(たまにある)、まだ金曜日に再アポを入れられる可能性があることによります。金曜日の場合、ドタキャンになると、次週に持ち越しとなるので、マズいと思うわけです。

今後のマラソン予定 (10)

第22回かすみがうらマラソン(茨城、2012年4月15日、10マイル)がめでたく終わり、今シーズンは以下のふたつとなりました。

1)軽井沢ハーフマラソン2012(長野、2012年5月20日、ハーフ)←初参加
2)第11回さくらんぼマラソン(山形、2012年6月10日、ハーフ)←三年連続

天気がよければいいな!

さて、かすみがうらマラソンですが、記録はネットで、1時間24分08秒でした。キロ換算では、5分14秒で、10マイルのベストです。前半は、5分30秒くらいを目標にしていましたが、後半になっても余裕があり、最後はかなりペースをあげられました。

有森裕子さんが、盲人の方の伴走をされました。前半、私の目の前を走っていたのですが、目立つので、沿道から声がかかるし、周りのランナーも話しかけてきます。それにいちいち答えますから、常に喋っている状態。走りを観察すると、軽いジョギングのような感じです。こちらはそれなりに走っているんですけどね。さすが五輪メダリスト!でも、追い抜いたゾ。

Google検索の謎

Google検索で、私の屈BLOG記事が、なんとトップに来るキーワードがあります。私の知る限り、それは以下のものです(他にもあれば、教えてくださいね)。

1)視差角
2)箱庭効果
3)数学同好会
4)光線空間
5)グラフカット
6)対数の歴史

トップに来るのは喜ばしいことではありますが、みっともない場合もあります。また、なぜトップに来るのか理由がわからないものもあります。以下、それぞれへのコメント。

1)視差角
これは、何回か<視差角の謎>という記事を書いていますので、まあ、そんなにおかしくない?視差角という単語自体、あまり一般的とは言えませんしね。

2)箱庭効果
これは、<箱庭効果の謎>という記事ひとつだけなので、少し、というか、かなり疑問。

3)数学同好会
さまざまなまともな会を差し置いて、我々の会が最も有名に!?我々の会も、世間さまに認知されたということでしょうか。

4)光線空間
確かに、<光線空間>という記事を書いたものの、殆ど内容のないものなので、トップというのは疑問です。まあ、内容までは検索ではわかりませんからね。

5)グラフカット
確かに、<グラフカット>という記事を書いたのは事実です。でも、内容は、この分野権威の、某先生の資料を参考にした、という内容に乏しいもの。然るに、その某先生のエントリを差し置いて、私の記事がトップに来るのは、どう考えても理不尽ですし、第一みっともない!某先生にとっては、いい迷惑でしょうね。

6)対数の歴史
私の記事は、ある本を読んだ感想だけですが、これだけで既に私は、<対数の歴史>の権威?

年次計画発表会 (3)

本日(2012年4月20日)は、当社の<年次計画発表会-2012年度>があります。18時から守口オフィス近くの市営会議場にて。そのあとは、20時から全社員による懇親会です。

私は昨日から大阪にきちょります。

大船駅の謎

非首都圏の人のために説明しますと、大船駅とは、JR東海道線とJR横須賀線の分岐駅であり、神奈川県ではかなり重要な、JRの駅であります。JR根岸線や湘南モノレールも乗り入れています。しかし、全国的な知名度はないと思います。重要な駅なんですけどね。

この駅は、ふたつの市にまたがっているという点で特異です。南側は鎌倉市ですが、北側は横浜市です。私は、どちらでもないと思うので、大船市というのを作ればよいと思っちょります。

私は小学校の頃、JR中央線沿線に住んでいました。母の実家が大磯で、東京駅経由でJR東海道線(当時は湘南電車とも言った)に乗って行くのですが、大船駅近くに、大船観音というのがあり、これが子供から見るとかなり不気味でした。これが現れると、それこそ地の果てに来たような気がしたものです。でも、いまはそれの更に先の、藤沢に住んでいるわけですから、人生というものはわかりません。

年齢と体力の関係

東京マラソン2012記録証が届きました!

順位は、男女総合で、34,660人中、17,498番目でした。100人中換算では、ほぼ50番目。つまり平均です。

男子だけでみると、27,340人中、14,986番目で、100人換算では、ほぼ55番目です。やはり少し悪くなります。これは想定の範囲です。やはり男子のほうが、少し速いということ(当家は違います)。

では、年代別順位(50~54歳)ではどうでしょう。これは平均より上だと思いますよね。それがなんと、3,089人中、1,879番目、100人換算では、約61番目です。

これと同じ現象は、以前サッカー大会で経験しました。私の所属チームでは、年二回、御殿場のシニア大会(一泊二日で4試合やる)に出場します。年齢制限はオーバー40。ここではなんとか戦えます。たまに上位に行くことすらあります。それが、一度だけ、オーバー50の大会に参加したことがあります。実は最初はたかをくくっていたのですが、それがなんと、4戦全敗!全てボロ負けでした。みなさん、上手かった!

要するに、年齢がいってもスポーツをやっている人は、それだけ鍛えているわけです。そうでなければスポーツはできませんからね。サッカーもマラソンも同じなのでした。

フランスの就職事情

先日(2012年4月10日)、知り合いになったフランス人画像処理技術者、Y氏の送別会をしました。いったんリヨンに帰るそうです。日本人の奥様と町田さん(また登場!)、合計四名。神楽坂の、ちょっと洒落た居酒屋にて。

いろいろと取りとめのない話をしました。このようなとき、私が訊きたいのは、日本でいま問題となっていることが、諸外国ではどうなっているのか、ということです。ここぞとばかり、大卒の就職事情について訊いてみました。日本の状況(大学3年秋から、企業面接を繰り返し、落ちまくる)というのは、もちろんありません。では、フランスの大学生はどのようにして、就職先を見つけるのでしょうか。

まず、フランスの大学は二つの種類があり、ひとつはuniversity、もうひとつは、engineering schoolです。彼は後者の出なので、ここからは後者の話。工学部系は、後者が多いと思います。

彼の話では、engineering schoolの四年次は、インターンシップ半年、学業半年、だそうです。そして就職は、インターンシップ先を選ぶことが多いそうです。

私は前職で、フランス人学生のインターンシップ受け入れを何度かやりました。確かに、半年間日本にいました。これが普通だそうです。日本ではちょっと考えられない長さですね。

でも、インターンシップ先が気に入らなかったとか、先方から断られた、などということもありますよね。その場合は、就職先はどうやって探すのでしょう?彼曰く、ちょっと休暇でも取って(彼らの<ちょっと>は、日本人の<ちょっと>ではない)、ネットなどで探せますよ、ということです。何ともお気楽で、羨ましいです。でも、失業率は、日本の比ではなく、20%程度であれば、御の字だそうです。

解析接続の謎

こんなタイトルで書いてよいのだろうか...前回の数学同好会(2012年3月30日)で、話題になったのです。でも、ムチャクチャな内容になりそうなので、免責とさせてください。さて、

1 + 2 + 3 + ... = - 1/12 --- (1)

というのは、非常に不可解な式ですが、<解析接続>による結論、と言われます。式(1)はゼータ関数ζ(s)の、s=-1の場合です。常識的な考えでは、ゼータ関数はs>1のときでしか収束しませんが、定義域を、<解析接続>により複素平面全体に拡張したときに、式(1)が成り立つ、ということらしいです。

でも、<解析接続>とは何ぞや?

教科書通りの説明では、ある収束半径内で定義される複素関数があったとき、その関数を、中心以外のところで級数展開してやります。そうすると、収束半径が再定義されます。そしてこの収束半径は、その前の収束半径をはみ出します。これを延々と繰り返してやると、定義域を複素平面全体とすることができます。但し、特異点は回避するようにします。

分かりづらいですね。では、こんな説明では?ある領域で定義された複素関数Fがあったときに、より広い領域で定義される複素関数Gが、Fが定義されている領域では、同一の値をとる場合、Fを、Gをもって拡張しちゃえ!という感じでしょうか。

キツネにつままれたような話で、単に数学上の話と捉えられがちですが、実は式(1)で説明できる実際の現象があります。なんでも、<カシミール効果>というヤツらしいです。だから、<解析接続>というのは、数学上だけの話ではないのでビックリ。

<解析接続>について、二次方程式が実数解を持たない場合でも、複素数に拡張すれば解を持つ、というのを同じような事例として、引き合いに出されることがあります。でも、私には、これはあまり良い例ではないように思われます。何故なら、二次方程式の場合では、実数解が存在する場合には、その結果は引き続き正しいのです。でも、<解析接続>の場合、常識的にはあり得ない式(1)が正しくなってしまうわけですからね。つまり、実数だけのときの常識が否定される。

理論では理解できたとしても、なかなか実感が湧かない<解析接続>ですが、これをどのように理解すればよろしいか?私には、実世界の裏方で、<複素世界>というのがあって、本質的なことはそこで行われていると思いたい。我々実世界の人間は、その断片しか見ることができないのです。多くの場合は辻褄が合いますが、たまに式(1)のように、実世界と複素世界の辻褄が合わないような事例ができてしまい、そのときには複素世界の結果に軍配が上がる、などと考えています。まあ、何れにせよ、よくわかりませんナ。

Canon Rock

何かの拍子で、YouTube上で"Canon Rock"というのを見つけました。これは既に古いもので、2006年くらいの登場ですね。ご存知の方もたくさんいらっしゃると思います。まさか、知らなかったのは、私だけ?

"Canon Rock"のオリジナル曲は、もちろん知っています。パッヘルベルという、17-18世紀の作曲家による、"Canon in D major"という曲がそうです。元々、弦楽のために作られた曲ですが、心地よいコード進行ゆえに、多くの編曲がこれまでなされています。私は大学時代、クラシックギターを弾いていましたが、もちろんこの楽器のための編曲もありました。

さて、"Canon Rock"ですが、台湾の作曲家、JerryCがエレキギター(って今も言う?)用にアレンジしたもので、彼自身のものを含む、たくさんの演奏ビデオがYouTubeにアップされています。殆どが素晴らしいものですが、あえて主観で順位をつけると、No.1がGustavo Guerra氏(ブラジル)によるもの(涙が出そうな演奏)、No.2が鴉さん(札幌市)によるもの(沈着冷静なるも感動的)、でしょうか。もっとも有名なカバーは、funtwo氏(韓国)によるものですが、もちろんこれも素晴らしいです。

DTAM (3)

早速、貴重なコメントをいただき、気を良くしている私...

ところで、DTAMについては、初期フェーズでもわからないところがあります。何せ、シロウトなので。

輝度の誤差Cr(u, d)は、以下の式で計算します。

Cr(u, d) = (1 / |I (r)|)Σ|ρr(Im, u, d)| --- (1)

論文では式(2)です。

ここでの私の疑問ですが、たくさんの画像を使うときの、各画像に対応するカメラ位置姿勢情報がいると思うのですが、その求め方が記載されていません(それともいらないのかな?)

PTAMでは、最初はステレオで、5 point algorithmにより、一番目のカメラからの、二番目のカメラ相対位置姿勢を求めています(スケールはある前提を設けて決める)。PTAM特有の、点群から線がびろ~っと伸びる操作ですね。然るに、これに対応するDTAMの初期フェーズがいまいちよくわかりません。

こりゃ~困りましたね。ははは...しかし、これらDTAMに関する一連の記事は、論文をお読みになってない方には、全くつまらないですね。失礼いたしました。

DTAM (2)

さて、DTAM論文ですが、以下の式までは、なんとなくわかりました。

Eξ = ∫Ω{ g(u)|∇ξ(u)|ε + λC(u,ξ(u)) }du --- (1)

論文では、式(6)です。記号の意味は、長くなるのでいちいち説明しませんが(論文をお読みください)、簡単にいえば、第一項は、デプスは滑らかに変化させますが、輝度が不連続のときは、デプスも不連続でいいですよ、ということです、オクルージョンがあると、このような状況が発生しますからね。第二項は、異なる視点からの輝度差が最小となるようなデプスを選ぶ、ということです。これは要するに、ステレオマッチングです。

問題は、エネルギEξが最小となるような、関数ξ(u)を求める、という、いわゆる変分法のような定式化です。これを解くのですが、もちろん、旧来の物理数学のような解き方ではありません。

ところが、やっぱりというか、この解き方がわかりません。私の知らないテクがいろいろと使われていて("duality principles"とか、"Legendre-Fenchel transform"とか)、調べることが多そう~具体的には、"2.2.3 Solution"からです。その前に、なぜ式(7)が必要なのかも不明...ご教示よろしく!

DTAM

カメラで撮った動画から、三次元形状を復元したいという要望は、以前からありました。これまで、いろいろな技術開発がなされてきましたが、当社にも最近、関連の依頼が増えてきて、まともに取り組む必要がでてきました。

既にあるやり方は、さまざまな計算から得られる画像特徴点を元に、ポリゴンを復元していく、というものです。うまくいく場合もあると思いますが、一般論として、画像特徴点というのは、これらからポリゴンを形成していくのに適したものとは限りません。よくある問題としては、特徴点が取れないような、のっぺりとした領域はどうするの?という問題。

ちなみに、画像系の方の三次元復元、というのは、点の復元で終わることが多いですよね。でも、現実には、ポリゴンまで復元しないといけません。

このあたりで悩んでいたところ、"DTAM"というのを見つけました。これは、ICCV2011で発表されたものですね。何故かオーラルではなく、ポスターです。査読者が重要性を間違えた?その後、YouTubeなどで広く知れ渡るところとなりました。

これはかなり凄いです。全てのピクセルで復元するので、これらからポリゴン形成は簡単にできそうですね。レーザ計測で取得できる点群のようなデータが得られそう。

早速論文をゲットして(ネットで取れます)、読んでみたのですが、これは正直言って、難しいです。さて、どこが難しいか?これもシリーズものとしようかな?コメントで教えてもらえるかも知れませんからね。ちなみに、正確な論文名は以下の通りです。ゲットして、私の初歩的な質問にお備えください!

R. A. Newcombe, S. J. Lovegrove, A. J. Davison, "DTAM: Dense Tracking and Mapping in Real-Time", ICCV2011.

ヒトの視覚認識

ヒトが視覚を使って、如何に外界を認識しているかについて、いまではどれくらい分かっているのでしょうか。

かなり昔、ニューラルネットが出てきたとき、これはヒトの脳を模倣するものだと言われました。でも、いまは必ずしもそうではないですね。計算機向けの手法が、独自に発展してきた感があります。そしてそれが、相応の成功を収めました。

でも、画像認識をかじっていると、どうしてもこのこと(=ヒトが視覚で外界を認識するやり方)がアタマを離れません...

例えば、二次元上の点群から直線を認識するやり方。いまの画像認識では、いわゆる<ハフ変換>が使われます。これは、非常に計算機向けのアルゴリズムですが、ヒトがこのようなことをやっているはずがありません。では、ヒトはどうやって?

もっと簡単に、ひとつの直線を表わすような点列があったとしましょう。この場合は、最小二乗法で直線を当てはめるのが普通でしょうね。でも、ヒトは最小二乗法を使っているのでしょうか?実験として、与えられた点列に対して、ヒトがどのような直線を当てはめるか、ということをやると面白いかも知れません。この結果と、最小二乗法による結果が、どの程度合うのでしょうか。かなり合いそうな気はしますが。

あ、またまたタワゴトを書いてしまった。

これからの「正義」の話をしよう (4)

少し前(2012年3月19日)、NHKで、「マイケル・サンデル 究極の選択「許せる格差 許せない格差」」という番組をやっていたので見てみました。竹中平蔵や猪瀬直樹がゲストということで、どうなることかと思っていたら、意外に平和でした。ハーバード大教授はやはり威厳がある?

この番組を見たあと、以前読んだ「これからの「正義」の話をしよう(2010)」を拾い読みしました。サンデル教授が番組の最後に、ジョン・ロールズを引用したので、ちょっと気になったこともありました。

本書は、何とも難しい本だと思います。何度も読むに値する本だとも思います。

この類の、いわゆる人文科学系の本を読んでいて、いつも気になるのですが、ある主張が正しいかどうかの拠りどころとして、最後は主観となることです。本書でも、「この主張は説得力に欠ける」「この主張は納得できる」などという記述がよくあります。何を根拠に、という気もしますが、最後は主観で判断せざるを得ないわけです。

対して、数理科学系の学問においては、最後の砦が数学である場合、これは正しい/正しくないが客観的に判断できます。たぶんですが、数理科学系に進んだ人の多くは、この点に惹かれるのだと思います。物理や化学では、自然が相手ですから、実験が拠りどころとなりますね。

私も若いころは、数理科学系のここが魅力的だったわけで、いまも勿論そうです。ただ、一方では、最後はヒトの理性に帰着するような学問があり、それの究極が、たとえば本書だったりするわけですね。

CGプログラミング講義 (7)

M大学非常勤講師のお勤めが、今年度(2012年)で4年目に入りました。M大はクォータ制で、私の担当コマは第3クォータです。予定通りに進むとすれば、最初の講義は9月25日、最後は11月13日です。

以前から講義資料の一新を計画していますが、なかなか思い通りにいきません。そうしているうちに、KITE(Khronos Institute of Training and Education)を知り、これに期待していました。何せ、世界中の教材が利用できますからね。

残念ながら、日本でのKITE説明会(5月8日大阪/5月9日東京)は中止となってしまいました。でも、教材はまだ利用できるカモ!

exponential mapの謎 (4)

SE(3)のexponential mapに対して、有益なコメントをいただきました。関連資料も教えてもらいましたので、以下に記載しておきます。

1) R. M. Murray, Z. Li, S. S. Sastry, "A Mathematical Introduction to Robotic Manipulation", 1994.
2) J. M. Selig, "Lie Groups and Lie Algebras in Robotics", ??.

これら資料には、私がBLOGにて疑問を呈した、SE(3)のexponential mapについて、詳しく書かれてあります。ご興味のある方、ネットでpdfが取れます。1)は書籍でも販売されていますが、同じものがネットで取れます。双方ともに、ロボティックス関連ですが、この分野では、SE(3)のexponential mapというのは常識のようですね。

SE(3)の行列表現は、4x4行列になりますが、これのリー代数が交代行列になる、などとバカなことを前回のBLOGにて書いてしまいましたが、そのようなことはございません。ここに訂正させていただきます。

The Elements of Style

英語のテクニカル・ライティング本を物色していて、これはよさそう、と思ったものがあり、その書評をamazon.comで見ていたら、「これよりも、Strunk & Whiteの"The Elements of Style"の方がよい」などというコメントがありました。さて、どうしよう?とりあえず、この本の評価も見てみたら、かなり高いです。しかも安い!(597円)というわけで、計画変更、こちらを購入することに。

初版は1959年と古いですが、最新は四版で2000年の出版です。

基本的には、「こう書くのがよい」というルール集です。簡潔で分かりやすいです。あまり期待していませんでしたが、ちょっと気にいったカモ!

面白いのが、4章の、"Words and Expressions Commonly Misused"というところ。さまざまな単語や熟語を例に、それの誤用を挙げています。絶対的な間違い、というわけではないようですが、避けなさい、というものです。

例えば、"in terms of"という熟語。これは日本の受験英語では最重要熟語のひとつとみなされているものですが、本書によれば、"A piece of padding usually best omitted"、と一蹴されています。例題としては、

The jobs was unattractive in terms of salary.

と書きたいのであれば、

The salary made the job unattractive.

とすべし、としています。なんだ、"in terms of"は必要ない?

それから、shallとwillの用法について。以下のふたつの文章の違いがわかりますか?

1) I shall drown; no one will save me !
2) I will drown; no one shall save me !

これを間違うと、"...we are quite likely to drown when you want to survive and survive when you want to drown..."だそうです。

他には、"unique"という、日本語でもよく使う単語。この意味は、"...means "without like or equal." Hence, there can be no degrees of uniqueness."とのことです。ということは、

It was the most unique coffee maker on the market.

というのはおかしくて、正しくは、

It was a unique coffer maker.

でよいそうです。ちょっと面白くないですか?

新年度始まり

本日(2012年4月2日)から、新年度が始まります!

本年度の新卒さんは、ふたりです。共に大阪工業大学どのからです。それぞれ、Iくん(小堀研究室)とKくん(橋本研究室)。頑張ってください!
プロフィール

加納裕(かのうゆたか)

Author:加納裕(かのうゆたか)


[略歴]
1983年3月東京工業大学工学部機械物理工学科卒業
1983年4月(株)図研入社
1987年1月同社退社
1987年2月(株)ソリッドレイ研究所を6名で設立、取締役
1994年3月同社退社
1994年4月(株)スリーディー入社
1996年10月同社取締役
1999年12月上海大学兼務教授
2002年10月同社代表取締役
2009年9月ものつくり大学非常勤講師~現在
2009年10月同社代表退任/退社
2010年1月ソフトキューブ(株)入社~現在(技術顧問)
2017年4月湘南工科大学非常勤講師~現在


[業界団体・学会活動]
電気学会・第三期次世代インタラクティブディスプレイ協同研究委員会(幹事)/最先端表現技術利用推進協会・アカデミック部会(旧:三次元映像のフォーラム)(副部会長)/日本バーチャルリアリティ学会ハプティクス研究委員会(委員)/ACM・SIGGRAPH(Professional Member)/情報処理学会(正会員、CVIM会員)/3Dコンソーシアム(賛助会員)/3DBiz研究会(個人賛助会員)/URCF(特別会員)

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前職:立体映像産業推進協議会(幹事)/日本バーチャルリアリティ学会・論文委員会(委員)


[資格]
TOEIC805点
数学検定1級(数理技能)
中型・普自二免許
サッカー4級審判員

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