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プロジェクト偏重を改めよ (2)

2014年11月14日朝日新聞朝刊13ページに、2000年にノーベル化学賞を受賞された、白川英樹氏のインタビューが載っていました。「科学を重視する国とは」という題です。白川先生は、私の母校のご出身でございます。

ここでもやはり、先日、本BLOGで取り上げた、竹崎正道氏と同じことをおっしゃっています。つまり、「プロジェクト研究」への偏重です。「基礎研究」がどんどんおろそかにされている、とのことでした。あれ、これも得意のバイアス報道?いえいえ、これはまっとうな意見だと思います。

ではどうするか?民間企業も体力がなくなっていますし、本来はアカデミズム追及の大学ですら、プロジェクト研究はやりなので、どうしようもないのかも知れませんが、以前から考えているのは、<趣味でやる研究>です。

趣味なので、誰からも成果を期待されていませんし、おカネがかかるとしても、それは自腹でやればよい。そもそも、他所からもらうので、成果が求められるわけです(成果を求めずにおカネを払うひとはいない)。そういえば、なにやらこのような動きがあるみたいですね。「職業研究者」に対する、「趣味研究者」、メジャーとなりますでしょうか?
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プロフィール

加納裕(かのうゆたか)

Author:加納裕(かのうゆたか)


[略歴]
1983年3月東京工業大学工学部機械物理工学科卒業
1983年4月(株)図研入社
1987年1月同社退社
1987年2月(株)ソリッドレイ研究所を6名で設立、取締役
1994年3月同社退社
1994年4月(株)スリーディー入社
1996年10月同社取締役
1999年12月上海大学兼務教授
2002年10月同社代表取締役
2009年9月ものつくり大学非常勤講師~2020年10月
2009年10月同社代表退任/退社
2010年1月ソフトキューブ(株)入社
2012年7月数学教室「和(なごみ)」講師~現在
2017年4月湘南工科大学非常勤講師~現在
2018年9月同社退社
2018年10月同社技術顧問
2023年4月同社契約終了
2023年4月(株)RealImageを4名で設立、取締役~現在


[業界団体・学会活動]
電気学会・エモーショナルディスプレイ協同研究委員会(委員)/日本バーチャルリアリティ学会ハプティクス研究委員会(委員)/ACM(Professional Member)/情報処理学会(正会員)

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以前の職:最先端表現技術利用推進協会・アカデミック部会(旧:三次元映像のフォーラム)(副部会長)/立体映像産業推進協議会(幹事)/日本バーチャルリアリティ学会・論文委員会(委員)/3DBiz研究会(個人賛助会員)/3Dコンソーシアム(賛助会員)/URCF(特別会員)


[資格]
TOEIC805点
数学検定1級(数理技能)
中型・普自二免許
サッカー4級審判員

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