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大川賞記念コンピュータビジョンシンポジウム

先日(2015年3月5日)、「大川賞記念コンピュータビジョンシンポジウム」に行ってきました。東京大学・本郷キャンパス・伊藤謝恩ホール、にて。

私は、午前中だけ聴講いたしました。以下の四氏のお話。肩書きは、当シンポジウムHPよりのコピペです。

-佐藤洋一(東京大学生産技術研究所 副所長・教授)
-西野恒(ドレクセル大学コンピュータ科学科 副学科長・准教授)
-Shree Nayar(コロンビア大学計算機科学科 チャン記念教授)
-Harry Shum(マイクロソフト 上級副社長)

それぞれ、まことにレベルの高い、素晴らしい内容でした。おこがましいですが、感想を...

佐藤先生のテーマは、視線(gaze)推定です。ヒトの画像から、その人がどこを見ているのか、というのを推定する話題です。余りある成果を紹介されたあと、最近、自身の研究成果を超えた結果が得られた、ということも淡々と、ユーモアを交えて話される。これが「研究」です。

西野先生のご研究は、画像内のヒトの目に写りこんでいる周囲の画像を解析する、というもの。こういう研究は初めて知りました。この方は、日本人離れした、非常に流暢な英語を喋ります。実は、流暢すぎて、よく聞き取れなかった。

Nayar先生はインド訛りですね(私はインド英語はOK)。たくさんの話題が出ましたが、もっとも感銘を受けたのは、なんと、バッテリーの要らないカメラを設計された、という話。名付けて、"power harvesting pixel"。私はハードウェアにはまるで無知ですが、従来のカメラのピクセルは、三つのトランジスタで構成されているのだそうです。それを二つにして、しかも太陽パネルからのヒントで、自動的に充電(harvesting)されるように組み替えた、というもの。具体的な回路図も示されました(あちこちでフラッシュがたかれました。ん、コピペか?)。このカメラは実際に試作され、それで撮った動画も見せてもらいました。解像度は低いですが、これが本当の「新規性」というヤツでしょう。

Shum氏のテーマは、画像検索です。Google検索のとの比較が、これでもか、となされました(もちろん、Microsoftのがよい)。さまざまな意味で、Microsoft社らしいプレゼン。いまの先端の画像検索の状況が、よくわかりました。

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池内克史先生の最終講義を兼ねていたので、参加の方々は、すごい重鎮揃いです。これだけの方々が参加するシンポジウムというのは、ちょっとないと思いました。
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プロフィール

加納裕(かのうゆたか)

Author:加納裕(かのうゆたか)


[略歴]
1983年3月東京工業大学工学部機械物理工学科卒業
1983年4月(株)図研入社
1987年1月同社退社
1987年2月(株)ソリッドレイ研究所を6名で設立、取締役
1994年3月同社退社
1994年4月(株)スリーディー入社
1996年10月同社取締役
1999年12月上海大学兼務教授
2002年10月同社代表取締役
2009年9月ものつくり大学非常勤講師~現在
2009年10月同社代表退任/退社
2010年1月ソフトキューブ(株)入社~現在(技術顧問)
2017年4月湘南工科大学非常勤講師~現在


[業界団体・学会活動]
電気学会・第三期次世代インタラクティブディスプレイ協同研究委員会(幹事)/最先端表現技術利用推進協会・アカデミック部会(旧:三次元映像のフォーラム)(副部会長)/日本バーチャルリアリティ学会ハプティクス研究委員会(委員)/ACM(Professional Member)/情報処理学会(正会員)/3Dコンソーシアム(賛助会員)/URCF(特別会員)

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前職:立体映像産業推進協議会(幹事)/日本バーチャルリアリティ学会・論文委員会(委員)/3DBiz研究会(個人賛助会員)


[資格]
TOEIC805点
数学検定1級(数理技能)
中型・普自二免許
サッカー4級審判員

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