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竜馬がゆく (2)

司馬遼太郎先生著「竜馬がゆく」旧文庫本全八巻、三度目を読み終えました(ほとんど記憶した!?)。いろいろと好きな場面があるのですが、どれかひとつ、と言われたら、大政奉還成就直後の、薩摩藩二本松藩邸(京都)でのやりとりでしょうか。

竜馬が新政府の構成員案を西郷吉之助(隆盛)に見せますが、ここに竜馬自身の名前がないので、西郷は不審に思い、竜馬に問い正します。陸奥陽之助(宗光)や小松帯刀も同席しています。竜馬は、窮屈な役人はきらいだ、などと言って、辞退するのですが、少し引用しましょう。旧文庫第八巻326ページです。

...
「窮屈な役人にならずに、お前さァは何バしなはる」
「左様さ」
 竜馬はやおら身を起こした。このさきが、陸奥が終生わすれえぬせりふになった。
「世界の海援隊でもやりましょうかな」
 陸奥がのちのちまで人に語ったところによると、このときの竜馬こそ、西郷より二枚も三枚も大人物のように思われた、という。
 さすがの西郷も、これには二の句もなかった。横の小松帯刀は、竜馬の顔をくいいるように見つめている。
...

最近、不況のせいか、若い人たちが内向きになっている、という言われ方がされます。先日ニュースで報道されましたが、某名門国立大で、学部三年生を対象に教授が留学を薦めたところ、就職活動があるので行けない、と誰も希望者がなかったそうです(教授ガッカリ)。ほかのアジア諸国の学生さんは、どんどん国外に出て勉強しようとしていますね(特に中国/韓国)。もちろん国情が違うと言ってしまえばそれまでですが、あまりに内向きだと閉塞感も増幅してしまいそうな...

いろいろと事情はあると思いますが、今のご時世、若い人たちにとっては、竜馬の志(こころざし)ももしかしたら一考に値するかも知れません。古い時代の理想論と思われるでしょうか。
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プロフィール

加納裕(かのうゆたか)

Author:加納裕(かのうゆたか)


[略歴]
1983年3月東京工業大学工学部機械物理工学科卒業
1983年4月(株)図研入社
1987年1月同社退社
1987年2月(株)ソリッドレイ研究所を6名で設立、取締役
1994年3月同社退社
1994年4月(株)スリーディー入社
1996年10月同社取締役
1999年12月上海大学兼務教授
2002年10月同社代表取締役
2009年9月ものつくり大学非常勤講師~現在
2009年10月同社代表退任/退社
2010年1月ソフトキューブ(株)入社~現在(技術顧問)
2017年4月湘南工科大学非常勤講師~現在


[業界団体・学会活動]
電気学会・第三期次世代インタラクティブディスプレイ協同研究委員会(幹事)/最先端表現技術利用推進協会・アカデミック部会(旧:三次元映像のフォーラム)(副部会長)/日本バーチャルリアリティ学会ハプティクス研究委員会(委員)/ACM(Professional Member)/情報処理学会(正会員)/3Dコンソーシアム(賛助会員)/URCF(特別会員)

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前職:立体映像産業推進協議会(幹事)/日本バーチャルリアリティ学会・論文委員会(委員)/3DBiz研究会(個人賛助会員)


[資格]
TOEIC805点
数学検定1級(数理技能)
中型・普自二免許
サッカー4級審判員

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