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Disparity Mapping Operators

事務所(関内)にあるCD/DVDを整理していたら、今年2010年SIGGRAPH(本家)のDVDが見つかりました。見つかったというか、存在を忘れていました。ブ厚い印刷媒体は自宅にありますが、眼を通していません。

いまのSIGGRAPHのpaperは、よほどの理由がなければ読めません。まず、分野がかなり細分化されてしまったので、あるpaperを理解しようと思うと、それ以前のpaperを何点かあたる必要がありますので、時間がかかります。仕事上、読むのが必須と思われるものもそれほどないので、動機付けも少ないのです。

対して、courseは結構見ます。これはありがたい!

でも、せっかく発見したのだからと、paperのリストを見ていると、"Nonlinear Disparity Mapping for Stereoscopic 3D"というのがありました。Disney Research Zurichと、ETH Zurichの方々です。これは読めそうですね。というわけでパラパラ見てみました。

要するに、<ある条件により作られた立体画像は、他の条件ではそのまま再生できない>、ということから、視差を非線形に変更するというものです。そのために、ヒトがどのようにして奥行きを知覚するか、それを踏まえてどのように視差を変更すればよいのか、などを分析しています。そして、

"...We then formalize these insights into a set of basic disparity mapping operators..."

というわけです(下線は私)。手法は、基本的には、入力画像の変形です(デプスマップなどは取らない)。結果として得られたさまざまなステレオペアは、アナグリフで確認できるようになっています。

(輻輳と調節の不一致問題に言及しているのが、ちょっと気になるが...)

立体映像に関わっている方々は、ちょっとご覧くださいませ。何せ、ディズニーさんですからね。そういえば、情報通の方からかなり前、ディスニーさんがこのような取り組みをやっているということを聞いていましたね。
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プロフィール

加納裕(かのうゆたか)

Author:加納裕(かのうゆたか)


[略歴]
1983年3月東京工業大学工学部機械物理工学科卒業
1983年4月(株)図研入社
1987年1月同社退社
1987年2月(株)ソリッドレイ研究所を6名で設立、取締役
1994年3月同社退社
1994年4月(株)スリーディー入社
1996年10月同社取締役
1999年12月上海大学兼務教授
2002年10月同社代表取締役
2009年9月ものつくり大学非常勤講師~現在
2009年10月同社代表退任/退社
2010年1月ソフトキューブ(株)入社~現在(技術顧問)
2017年4月湘南工科大学非常勤講師~現在


[業界団体・学会活動]
電気学会・第三期次世代インタラクティブディスプレイ協同研究委員会(幹事)/最先端表現技術利用推進協会・アカデミック部会(旧:三次元映像のフォーラム)(副部会長)/日本バーチャルリアリティ学会ハプティクス研究委員会(委員)/ACM(Professional Member)/情報処理学会(正会員)/3Dコンソーシアム(賛助会員)/URCF(特別会員)

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前職:立体映像産業推進協議会(幹事)/日本バーチャルリアリティ学会・論文委員会(委員)/3DBiz研究会(個人賛助会員)


[資格]
TOEIC805点
数学検定1級(数理技能)
中型・普自二免許
サッカー4級審判員

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