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SIGGRAPH[ASIA]2010 (7)

昨日(2010年12月17日)は、立体dayでした。

まず午前中は、コースの"Stereoscopy from XY to Z"を聴講。講師は、Samuel Gateau (NVIDIA Corporation)、Robert Neuman (Walt Disney Animation Studios)のおふたりです。CGに終始した内容です(実写はナシ)。

基本的には、いまの私の知識の確認でしたが、さすがにこの講師陣だけあってレベルは高く、勉強になりました。まずは、"Parallel, NOT Toed-In !"ですね。これは常套手段であります。<輻輳と調節の不一致問題>も出ましたが、調節は至近距離でないと働かない、という補足も。初めて聞いたのは、"Super-Infinity"という言葉。これは、奥行き立体で、両眼間隔よりも開いた視差が生じた場合の話なのですが、大丈夫なのだろうか?

「サイズの異なるディスプレイへの、コンテンツ対応はどうするのか?」という、皆が聞きたい質問をされた方がいました。たとえば、立体映画を、家庭用にBlu-Rayに入れ込むような場合ですね(リアルタイム系は問題ないので)。この回答を私は聴きたい!果たして、Disneyの方が回答したのですが、注目すべきは、「シフトして奥行き強調とすればよい」、という発言がありました。これは知る人ぞ知る、立体感が減退することへの対応であります(このテクは殆ど知られていないであろう)。へ~、ちゃんと考えているんですね。でも、本当にやるのだろうか?

とりあえずは、先端の立体視情報を仕入れたところで、午後のコース、"Build your own 3D Display"を聴講。講師は、Matthew Hirsch (MIT Media Lab)、Douglas Lanman (Brown University)、です。二眼式立体ディスプレイと、多眼式立体ディスプレイを自作してしまおうという、すごい内容です。ハードに弱い私の弱点が、補われたような気がしました。

夕食に蔘鷄湯(サムゲタン)を食べて外に出ると、雪は止んでいました。よかった!
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プロフィール

加納裕(かのうゆたか)

Author:加納裕(かのうゆたか)


[略歴]
1983年3月東京工業大学工学部機械物理工学科卒業
1983年4月(株)図研入社
1987年1月同社退社
1987年2月(株)ソリッドレイ研究所を6名で設立、取締役
1994年3月同社退社
1994年4月(株)スリーディー入社
1996年10月同社取締役
1999年12月上海大学兼務教授
2002年10月同社代表取締役
2009年9月ものつくり大学非常勤講師~現在
2009年10月同社代表退任/退社
2010年1月ソフトキューブ(株)入社~現在(技術顧問)
2017年4月湘南工科大学非常勤講師~現在


[業界団体・学会活動]
電気学会・第三期次世代インタラクティブディスプレイ協同研究委員会(幹事)/最先端表現技術利用推進協会・アカデミック部会(旧:三次元映像のフォーラム)(副部会長)/日本バーチャルリアリティ学会ハプティクス研究委員会(委員)/ACM(Professional Member)/情報処理学会(正会員)/3Dコンソーシアム(賛助会員)/URCF(特別会員)

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前職:立体映像産業推進協議会(幹事)/日本バーチャルリアリティ学会・論文委員会(委員)/3DBiz研究会(個人賛助会員)


[資格]
TOEIC805点
数学検定1級(数理技能)
中型・普自二免許
サッカー4級審判員

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