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これからの「正義」の話をしよう (2)

サンデル教授の「これからの「正義」の話をしよう(2010)」(原書は"JUSTICE - What's the Right Thing to Do? (2009)")を、第5章まで読みました(全10章)。やっぱり面白い!(偏屈はやめた方がよい)

第5章は、「重要なのは動機ーエマヌエル・カント」と題して、カントの道徳観を披露しています。これが、かなり世間の常識とかけ離れているものなのです。たとえば、「他者を助けるときは、それにより喜びが得られるという理由で行うよりも、義務感に駆られて行ったほうが、より道徳的価値が高い」、というものです。或いは、「友人を殺人者から自宅にかくまっている場合でも、その殺人者に嘘をついてはいけない」などです。え、なんで?いずれにせよ、この章はなかなか読ませます。クリントン元大統領の例のスキャンダルも取り上げ、彼を擁護していますが、すごい論理です...

しかし、カントと言えば、高校のときに、できるだけ難しそうな本を読もうということで、岩波文庫でカント本を買って読んだことがありました。しかしこれが、全くわからなくて、単に活字を追うことに終始したという記憶があります。たぶん、これまでで最もわからなかった本だったかも知れません。原著にあたるのを良しとする私ではありますが、さすがに限度というものがあるのです。
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プロフィール

加納裕(かのうゆたか)

Author:加納裕(かのうゆたか)


[略歴]
1983年3月東京工業大学工学部機械物理工学科卒業
1983年4月(株)図研入社
1987年1月同社退社
1987年2月(株)ソリッドレイ研究所を6名で設立、取締役
1994年3月同社退社
1994年4月(株)スリーディー入社
1996年10月同社取締役
1999年12月上海大学兼務教授
2002年10月同社代表取締役
2009年9月ものつくり大学非常勤講師~現在
2009年10月同社代表退任/退社
2010年1月ソフトキューブ(株)入社~現在(技術顧問)
2017年4月湘南工科大学非常勤講師~現在


[業界団体・学会活動]
電気学会・第三期次世代インタラクティブディスプレイ協同研究委員会(幹事)/最先端表現技術利用推進協会・アカデミック部会(旧:三次元映像のフォーラム)(副部会長)/日本バーチャルリアリティ学会ハプティクス研究委員会(委員)/ACM(Professional Member)/情報処理学会(正会員、CVIM会員)/3Dコンソーシアム(賛助会員)/URCF(特別会員)

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前職:立体映像産業推進協議会(幹事)/日本バーチャルリアリティ学会・論文委員会(委員)/3DBiz研究会(個人賛助会員)


[資格]
TOEIC805点
数学検定1級(数理技能)
中型・普自二免許
サッカー4級審判員

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