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Reprojection

立体協が配信する<立体アンテナ1361(2011年8月11日付け)>に、西川善司氏による、SIGGRAPHレポートがリンクされていました。

http://www.4gamer.net/games/032/G003263/20110810012/

タイトルは、<[SIGGRAPH]ゲームにおいて平面視表示を立体視表示へと変換する2つの手法>というものです。面白そうなので、ちょっとみてみました。

要するに、単眼用フレームバッファ(=つまり普通の描画結果)とZバッファを利用して、左右画像を高速に生成する、というものです。通常の、左右二回の真っ当なレンダリングに比べて、最後段のシェーダでやればいいので、かなり速いとのこと。Crytek社のプレゼンですが、Philipsも以前、これと同じようなことをやっていましたね(二眼ではなく多眼でしたが)。

ネットで更なる情報を探していたら、"Fast Gather-based Construction of Stereoscopic Images Using Reprojection"、という論文が見つかりました。ユトレヒト大学による、2011年のものです。どこで発表したものかはわかりませんが、今年なのでまだ新しいですね。

ここまでで、Crytek社はユトレヒト大学と組んで、この技術を開発したのかと思っていたら、この論文には、以下のような記述がありました。

"...Crytek announced the ScreenSpace Reprojection Stereo technique at the Game Developers Conference Europe 2010 in Cologne. The technique was not explained, only the characteristics of the technique were revealed in the following slide: ... The technique we developed shares most characteristics. We do not know if our implementation is equal to Crytek's because no further information is publicly available on Crytek's implementation..."

ということで、別開発ではありますが、雰囲気的には同じようなものですね。このReprojection技術に興味あるかたは、この論文を読まれるとよいと思います。
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プロフィール

加納裕(かのうゆたか)

Author:加納裕(かのうゆたか)


[略歴]
1983年3月東京工業大学工学部機械物理工学科卒業
1983年4月(株)図研入社
1987年1月同社退社
1987年2月(株)ソリッドレイ研究所を6名で設立、取締役
1994年3月同社退社
1994年4月(株)スリーディー入社
1996年10月同社取締役
1999年12月上海大学兼務教授
2002年10月同社代表取締役
2009年9月ものつくり大学非常勤講師~現在
2009年10月同社代表退任/退社
2010年1月ソフトキューブ(株)入社~現在(技術顧問)
2017年4月湘南工科大学非常勤講師~現在


[業界団体・学会活動]
電気学会・第三期次世代インタラクティブディスプレイ協同研究委員会(幹事)/最先端表現技術利用推進協会・アカデミック部会(旧:三次元映像のフォーラム)(副部会長)/日本バーチャルリアリティ学会ハプティクス研究委員会(委員)/ACM(Professional Member)/情報処理学会(正会員)/3Dコンソーシアム(賛助会員)/URCF(特別会員)

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前職:立体映像産業推進協議会(幹事)/日本バーチャルリアリティ学会・論文委員会(委員)/3DBiz研究会(個人賛助会員)


[資格]
TOEIC805点
数学検定1級(数理技能)
中型・普自二免許
サッカー4級審判員

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