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GTC Japan 2012 (2)

昨日(2012年7月26日)開催された、"GTC Japan 2012"の、簡単なご報告をいたします。

基調講演は、NVIDIA TeslaビジネスユニットCTOのSteve Scott氏でした。ほぼKeplerの話でした。消費電力を抑えるため、Fermiから徹底的に再設計をして、性能が大幅アップしました。そのほかにも、Hyper-Qといって、CPUとのI/Fが改善されました。期待できそうですね。

東工大の青木尊之先生が、<フェーズフィールド凝固計算>により、ゴードンベル賞を受賞したので、そのお話を聴いていました。先生がGPUに本格的に取り組まれたのが、2008年からというので、かなり最近なんですね。面白かったのが、GPUは粒子法ではなく、格子法の計算のほうに向いているというもの。GPUは元々多体問題に適用されて注目されたので、粒子法に向いていると一般には思われていますが、それは違うとのことでした。実際、先生のこれまでの計算の殆ど(全て?)は、格子法だそうです。素晴らしいシミュレーションの数々を動画で堪能いたしました。

NVIDIA Srinivas Kodiyalam氏の話。CAEにおける著名な解析コード(構造/流体/電磁気分野)は、かなりのものがGPU対応(またはその予定あり)となっているようですね。ソルバー部分はコードが小さい(10Kライン以下と言っていた)ので、ポーティングはちゃんとできますとのこと。

NVIDIA Will Wade氏の話。新しい話題として、GPUをクラウドに使う、というものです。これまでもネットワーク上のクライアント・サーバにおけるGPU適用というのはあったので、本当に新しい話題かどうかはわかりませんが、確かにクラウドという名前ではなかった。テクノロジの名前がVGXということですが、私の年代のヒトであれば、古き良き時代の同名のマシンを思い浮かべるカモ。英語が子守唄となり、暫し居眠りしてしまったので、よくわかりませんでした。
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プロフィール

加納裕(かのうゆたか)

Author:加納裕(かのうゆたか)


[略歴]
1983年3月東京工業大学工学部機械物理工学科卒業
1983年4月(株)図研入社
1987年1月同社退社
1987年2月(株)ソリッドレイ研究所を6名で設立、取締役
1994年3月同社退社
1994年4月(株)スリーディー入社
1996年10月同社取締役
1999年12月上海大学兼務教授
2002年10月同社代表取締役
2009年9月ものつくり大学非常勤講師~現在
2009年10月同社代表退任/退社
2010年1月ソフトキューブ(株)入社~現在(技術顧問)
2017年4月湘南工科大学非常勤講師~現在


[業界団体・学会活動]
電気学会・第三期次世代インタラクティブディスプレイ協同研究委員会(幹事)/最先端表現技術利用推進協会・アカデミック部会(旧:三次元映像のフォーラム)(副部会長)/日本バーチャルリアリティ学会ハプティクス研究委員会(委員)/ACM(Professional Member)/情報処理学会(正会員)/3Dコンソーシアム(賛助会員)/URCF(特別会員)

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前職:立体映像産業推進協議会(幹事)/日本バーチャルリアリティ学会・論文委員会(委員)/3DBiz研究会(個人賛助会員)


[資格]
TOEIC805点
数学検定1級(数理技能)
中型・普自二免許
サッカー4級審判員

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