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解析概論

amazon.co.jpから、高木貞治先生著「定本 解析概論(2010)」の案内メールが来ました。

本書は言わずと知れた古典の名著であり、もちろん私も持っています。ただ、30年くらい前に古本屋で買ったので版が古く(1961年の改訂第三版)、ちょっと読みづらかったのです。しかも(超)ハードカバーなので重たい。

然るに、今回の「定本 解析概論」は、LaTeXで組み直されたとのことで、かなり読みやすそうです。しかも(超)ソフトカバー。本屋さんで少し立ち読みしました。

というわけで、迷った末に購入してしまった。でも損はないです。お薦めです。通常の微積本と異なるところはたくさんありますが、ひとつだけ挙げますと、複素関数論が入っていることです。なぜか?第5章<解析函数、とくに初等函数>冒頭のところを引用いたします。

「...変数を複素数にまで拡張することは、19世紀以後の解析学の特色で、それによって古来専ら取扱われていたいわゆる初等函数の本性が明らかになって、微分積分法に魂が入ったのである。複素数なしでは、初等函数でも統制されない。解析函数とはWeierstrassの命名であるが、それは複素変数の函数が解析学における中心的の位置を占有することを宣言したのであろう...」

格調の高さが本書のウリであります。
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プロフィール

加納裕(かのうゆたか)

Author:加納裕(かのうゆたか)


[略歴]
1983年3月東京工業大学工学部機械物理工学科卒業
1983年4月(株)図研入社
1987年1月同社退社
1987年2月(株)ソリッドレイ研究所を6名で設立、取締役
1994年3月同社退社
1994年4月(株)スリーディー入社
1996年10月同社取締役
1999年12月上海大学兼務教授
2002年10月同社代表取締役
2009年9月ものつくり大学非常勤講師~現在
2009年10月同社代表退任/退社
2010年1月ソフトキューブ(株)入社~現在(技術顧問)
2017年4月湘南工科大学非常勤講師~現在


[業界団体・学会活動]
電気学会・第三期次世代インタラクティブディスプレイ協同研究委員会(幹事)/最先端表現技術利用推進協会・アカデミック部会(旧:三次元映像のフォーラム)(副部会長)/日本バーチャルリアリティ学会ハプティクス研究委員会(委員)/ACM(Professional Member)/情報処理学会(正会員)/3Dコンソーシアム(賛助会員)/URCF(特別会員)

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前職:立体映像産業推進協議会(幹事)/日本バーチャルリアリティ学会・論文委員会(委員)/3DBiz研究会(個人賛助会員)


[資格]
TOEIC805点
数学検定1級(数理技能)
中型・普自二免許
サッカー4級審判員

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