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TSUBAME

先日(2013年10月3日)、母校の東工大(大岡山)に行ってきました。「平成25年度「みんなのスパコン」TSUBAME産業利用シンポジウム」聴講のためです。場所は、蔵前会館。こんなところにできていたとは。

以下、本シンポジウムの紹介文です。

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 東京工業大学 学術国際情報センターでは、文部科学省 先端研究基盤共用・プラットフォーム形成事業の補助を受け 『みんなのスパコン』TSUBAMEによる日本再生を実施し、本学のスパコンTSUBAMEを多くの企業の皆様にご利用いただいております。本シンポジウムでは、スパコンの産業利用における本学およびTSUBAMEの役割、平成24年度に実施された課題から2件の口頭発表による成果報告と、10課題のポスター発表を行います。

(ここまで)---------------------------------------------

この分野で著名な、ゴードン・ベル賞受賞者、 青木尊之先生による、「『みんなのスパコン』 TSUBAME の可能性」聴講後、企業の方からの2件の発表を聴きました。

1件めは、TOTO(株)の方によるもの。「衛生陶器設計のための並列GPGPU気液二相流シミュレーション」という演題です。要するに、この会社さんの製品(当家もユーザ)内の、洗浄するときの水の流れを精密にシミュレーションするという内容です。要するに、ナビエ・ストークス方程式を解くのですが、移流項の計算精度が悪いということから、さまざまな工夫を凝らし、結果的には実際の流れを非常に忠実に再現した、というものです。SIGGRAPHでも流体シミュレーションの可視化論文がよく出ていますが、それに勝るとも劣らない出来で、青木先生も絶賛されていました。日常身近な内容なので、非常に興味深いものでした。なるほど、そのような目で毎日使おう!

2件めは、NHKの方による、「FPUの周波数移行に向けたアンテナの特性解析」。NHKでのマラソン中継は、年に4回とのことですが、この中継には、700MHz帯のいわゆる「プラチナバンド」が使われているということです。然るに、今後はこの帯域は全て携帯事業者に明け渡す、という総務省の方針があり、別の帯域(GHz帯)で放送するための検証を行った、ということです。帯域が違うと、電波の伝わり方が異なるのです。なるほど、これは大変ですね。自身マラソンをやりますし、中継はよく見ますから、これも関心は高いです。

上記両件とも、私にとっては日常に関連するもので、楽しく拝聴できました。TSUBAME、役に立っているゾ!
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プロフィール

加納裕(かのうゆたか)

Author:加納裕(かのうゆたか)


[略歴]
1983年3月東京工業大学工学部機械物理工学科卒業
1983年4月(株)図研入社
1987年1月同社退社
1987年2月(株)ソリッドレイ研究所を6名で設立、取締役
1994年3月同社退社
1994年4月(株)スリーディー入社
1996年10月同社取締役
1999年12月上海大学兼務教授
2002年10月同社代表取締役
2009年9月ものつくり大学非常勤講師~現在
2009年10月同社代表退任/退社
2010年1月ソフトキューブ(株)入社~現在(技術顧問)
2017年4月湘南工科大学非常勤講師~現在


[業界団体・学会活動]
電気学会・第三期次世代インタラクティブディスプレイ協同研究委員会(幹事)/最先端表現技術利用推進協会・アカデミック部会(旧:三次元映像のフォーラム)(副部会長)/日本バーチャルリアリティ学会ハプティクス研究委員会(委員)/ACM(Professional Member)/情報処理学会(正会員)/3Dコンソーシアム(賛助会員)/URCF(特別会員)

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前職:立体映像産業推進協議会(幹事)/日本バーチャルリアリティ学会・論文委員会(委員)/3DBiz研究会(個人賛助会員)


[資格]
TOEIC805点
数学検定1級(数理技能)
中型・普自二免許
サッカー4級審判員

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